任意売却の解決事例

「自分と同じような状況の人はどのようにして解決したの?」、「こんなに住宅ローンが残っているけど売却できるの?」といった質問がよくございます。ご相談者さまのプライバシーもあるため、全部の解決事例を掲載はできませんが、経験談の一部を掲載しています。それぞれの状況によってもちろん解決方法は異なりますが、成功例の参考として、任意売却で解決した事例や、経験者の現状、ご感想をご紹介します。

 

任意売却の解決事例:収入減

税金と住宅ローンを滞納
任意売却の解決事例 収入減の外観写真

所在地:静岡県駿東郡清水町
職業:会社員
年齢:47歳
家族:本人、妻、子供1人
建物種別:一戸建て
残債:2870万円
売却価格:1680万円

相談内容

Aさまご本人が相談にこられました。会社の業績不振により、住宅を購入した時には予想できなかったほどの収入の減少という事態になってしまいました。娘さんの教育費や日々の生活を優先してしまい、固定資産税や住民税の支払いを後回しにしてきた結果、滞納が重なり延滞金が膨らんで役所から差押えをされてしまいました。住宅ローンの返済も困難になり、売却を決意して当協会へ相談にいらっしゃいました。

ご提案内容と解決方法

税金の滞納額が高額だったため、早急の売却をお勧めした。娘さんもおられるので、一刻も早く生活の立て直しの目途を立てる必要があるとご説明し、任意売却と自己破産を提案しました。また、自己破産で住宅ローンの残債はなくなるが、税金に関しては残ってしまう事もご理解いただきました。

任意売却後の生活

自己破産後、残ってしまった納税は続けておられますが、今は今後の娘さんの成長も考えた上で、見通しを立てながら新たな生活をしておられます。

ご感想

日々の生活を優先し、税金を後回しにしてしまいました。今考えれば、娘の前で差押えが入る前に、方法があったのではと後悔は多々あります。しかし、こちらに相談することで、徐々に気持ちが軽くなっていきました。現在は、少しずつ前向きな考えもできるようになり、娘の成長を大事にしていきたいと思っています。

任意売却の解決事例: 定年退職/老後破産

退職金で繰上げ返済をする予定でした
任意売却の解決事例 収入減の外観写真

所在地:静岡県静岡市
職業:会社員
年齢:62歳
家族:一人暮らし
建物種別:マンション
残債:2250万円
売却価格:1250万円

相談内容

静岡市にお住いのMさまは、平成17年12月に2300万円でマンションを購入しました。60歳の定年退職時に退職金で繰上げ返済をする予定でしたが、退職時、会社の業績が悪く退職金が支払われませんでした。嘱託として勤務継続は出来たのですが、現役時代の半分に収入は下がり、毎月の返済金及び維持管理費の支払いで夫婦喧嘩が絶えず、離婚となってしまいました。今後維持する事が出来ないので、売却して毎月の返済から解放されたいと思い相談しました。

ご提案内容と解決方法

現状の収入金額から毎月の返済は大変だと思いますので、早急に任意売却の手続きを進めて少しでも高く売却出来るようにお手伝いさせて頂きます。現状物件価格は1,200万円前後が市場価格だと思われますので、売却が成立した場合、残債務がかなり多く残ると思われます。売却後、分割弁済をするのか、自己破産を申請するのか検討しておいてください。もし自己破産の申請をされるのでしたら、当協会協力弁護士を紹介させて頂きます。

任意売却後の生活

債権者側の査定額が1300万円でしたが、少しでも残債を少なくと思い、高めの売出価格の設定で販売活動を開始しました。しかし、駅からも遠く、需要の少ないエリアのためかなり苦戦しました。販売活動を開始してから3か月後、当方の査定価格以上の金額の1250万円で買い手が見つかり、無事決済をする事が出来ました。1000万円以上の残債が残ってしまい、Mさまはこれから先支払っていくのは難しいとの事だったので、弁護士をご紹介し、自己破産の申請を行いました。

ご感想

離婚して一人になり、毎月の住宅ローンの返済の事で、眠れない状況が続いていました。精神的にも疲れ果てていたので、一安心しました。今回不動産売却が終了して、もっと早く相談してれば離婚もする事が無かったのではとも思いました。しかし過去には戻れないので、今は自己破産をして返済の苦からも解放され、体がすごく楽になったので、これからの人生を楽しみたいと思います。大変感謝しております。ありがとうございました。

任意売却の解決事例: 事業失敗/倒産

自営業の業績が悪化し任意売却
任意売却の解決事例 収入減の外観写真

所在地:静岡県藤枝市
職業:自営業者(運送業)
年齢:本人(63),奥さま(63),息子さん(34)
家族:3人家族
建物種別:一戸建て
残債:3500万円
売却価格:1530万円

相談内容

藤枝市にお住まいのKさまは、家族で小さな運送業を営んでおり、平成10年4月に息子さんと2人で新築の一戸建て住宅を購入しました。購入当初は、事業も順調でしたが、景気の低迷と競争激化で剥離の商売となっていき、業績が悪化。毎月の資金繰りが厳しくなっていきました。遅れながらも住宅ローンの返済は頑張って払っていました。
ところがある日、Kさんは体調を崩し働くことが出来なくなってしまいました。お父さんの分も息子さんが頑張っていたのですが、売上も上がらず、住宅ローンが払えなくなりました。
競売の申立通知が届き、どうしたらよいか解らずご相談に来られました。

ご提案内容と解決方法

競売ですと市場価格の70%程度の金額でしか売却出来ません。また申し立てが届いてから入札までには時間があるので、早急に任意売却の手続きをとり、少しでも市場価格に近い金額で売却が出来るように努力させていただきます。また、残債が多額の場合は、物件売却後自己破産のご提案もさせていただきました。

任意売却後の生活

物件が、駅から近くだったのと駐車スペースが広かったのが気に入られ、買手がすぐに見つかり、任意売却にて物件を売却する事が出来ました。残債が多く残ってしまったため、Kさんと息子さん2人とも自己破産の申立をし、資金繰りから解放されました。

ご感想

無事自宅の売却が済み、弁済も終わりお金の悩みから解放されて、精神的にもすごく楽になりました。息子も同業者の知り合いの所に再就職が決まり、毎日頑張って働いてます。すばらしい弁護士さんも紹介いただき、大変お世話になりました。

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